子どもが10歳になるまでに知っておきたいこと

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今回は、子どもが10歳になるまでに知っておきたいことについて書いていきます。

10歳前後の子どもの発達と絡めてのお話になるので、すでにお子さんが10歳を過ぎている方は昔を振り返りながら、読んでいただいてもいいかもしれません。

10歳の子どもにはどのような変化が生じるの?

10歳というのは、学校の授業でつまづく子どもが多くなるということが言われてます。原因の一つとして、能力が飛躍的に向上する9歳,10歳に、多様な経験の不足などから、うまく能力を伸ばせない子がいるという理由が挙げられています。

では、10歳前後の子どもにはどのような変化が生じているのでしょうか?

  • 抽象的な思考ができるようになる
  • 友達から自分がどのように見られているかが気になり始める
  • 自分の能力を評価できるようになる

発達心理学の分野では以上のような変化が生じることが明らかにされています。(もっと多様な変化が生じている時期ですが、ここでは一部に絞っています)

抽象的な思考ができるというのは、例えば時間や数の概念を理解できるようになるということです。これまでは、1回寝たら日が変わるといった自分の行動と結びつけたり、目の前にある物を数えることで、時間や数を理解していたのが変化していき、具体的な思考なしに抽象的な考えができるようになっていきます。

友達からどのように見られているかが気になり始めるのは、自分の感情・視点だけでなく、相手の感情・視点を考えれるようになることで、時には友達にどう思われているか悩んでしまうというような変化です。

自分の能力を評価できるというのは、これまでの経験などから、自分は水泳が得意だ、算数が得意だ、国語は苦手だ、というような評価ができるようになるということです。客観的に自分の能力を評価できるようになることで、自信を失っていってしまうこともあります。

上記のような質的な変化が10歳前後の子どもにおきていますが、そうした変化にスムーズに適応できる子と、できない子がいるのは何故でしょうか?

子どもが変化に適応できるために親ができること

子どもが10歳前後の変化と上手に向き合い、さらなる成長ができるよう、親にはどのようなサポートができるでしょうか。

①たくさんの経験をさせてあげる

抽象的な思考をできるようになるためには、それまでに具体的な物に触れる経験を積み重ねる必要があるかと思います。いろんな物の数を数えたことがある子は、そうでない子に比べて数の概念を理解しやすくなることが考えられますよね。

とにかく、たくさんの具体的な物を見たり触れたり、具体的なことに関する考えを蓄積していくことが、結果的に一段階レベルの高い抽象的な思考をする材料になっていくため、子どもにたくさんの経験をさせていくことが必要ではないでしょうか。

②感情を聞いてアドバイスしてあげる

友達からどのように見えているかといったことが気になって、子どもが悩んでしまった場合、親としては、適切にアドバイスしていくことが必要かと思います。親のほうが、人間関係で悩んだ時にどう対処したらいいのかの知識は豊富なので、子どもが何に悩んでいるかを丁寧に聞いた上で、アドバイスをすることが重要ではないでしょうか。

友達のことで悩んでいた子が、親のアドバイスも参考にしながら、友達との良好な関係を築くことができれば、自信にも繋がり、同じような問題が起きたときに上手く対処できるようになります。

③プロセスを褒める

自分の能力を評価できるようになり、子どもが自信を失ってしまった場合、親が何でできないのかといったことを言ったり、適当な褒め言葉をかけると、子どもはますます嫌な気持ちになってしまいます。では、どうしたらいいでしょうか。

一つは、プロセスを褒めるということだと思います。結果に焦点を当ててしまうと、結果が芳しくないと自分は頑張っても駄目なんだと思ってしまうので、プロセスを見て、子どもが頑張ったこと工夫したことを褒めてあげることが必要ではないでしょうか。

また、苦手なことは誰にでもあることや、得意なことを伸ばすことの大切さを伝えることで、子どもの気持ちが軽くなるということも考えられます。

子どもが10歳になるまでに知っておきたいことという題で、いろいろと書かせていただきましたが、今回書いた点を意識しながら私も子どもと向き合っていきます。また、子どもがつまずいた時は適切なサポートをしていきたいと考えています。

大変なことも多いかと思いますが、一緒に子育て頑張りましょー!

【参考書籍】

・子どもの「10歳の壁」とは何か?〜乗りこえるための発達心理学〜